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(俗に)神経衰弱, ノイローゼ / Raskolinikov suffers a nervous breakdown which results in the murder of the old lady. -手塚治虫さんの「罪と罰」の前書き 〔語彙分解〕nervous breakdown : [nervous][breakdown] ・nervous : 神経, 神経質 ・breakdown : 突然の故障, 内訳, 分類, 機能停止, 挫折, 崩壊, 故障, 決裂, 衰弱 / the breakdown of auto trade talks between the U.S. and Japan 日米自動車貿易交渉の決裂
『NERVOUS BREAKDOWN』(なあばす ぶれいくだうん)〔単行本の表紙・背表紙・目次には、英字表記とともに「なあばすぶれいくだうん」の文字が併記されており、本項での日本語の読み・記載についてはこれを踏襲する。〕〔単行本(ノーラコミックス版)第1巻P6において、nervous breakdown は「ノイローゼの発作、神経衰弱で倒れること」と説明されている。〕は、たがみよしひさによる日本の漫画作品。学習研究社の『月刊コミックNORA』において1988年9月号から1997年4月号まで連載された。 たがみの作品としては初の10巻超えになった。話数カウントは「Report」。 == 概要 == 北千住にある第3宇田川ビルに事務所を構える「田沼平九郎探偵事務所」の探偵たちが活躍するミステリー作品。いわゆる「推理小説」に分類されるテーマの多くを扱っている。作中では主人公たちをとりまく状況の推移が見られるが、基本的にエピソードごとの1話完結スタイルをとる。作者の代表作である『軽井沢シンドローム』同様に、通常使われる二頭身とシリアスなシーンに用いられる八頭身の2種類のキャラクターをコマによって描き分ける手法が採られている。また作者の過去の作品である『軽井沢シンドローム』を筆頭に、『我が名は狼』『フェダーイン:戦士』『依頼人から一言』のキャラクター達がそれぞれゲスト出演したことがある。特に『フェダーイン:戦士』の朽木三郎と『依頼人から一言』のメインキャラ3人組は何度か登場し、準レギュラーとなっている。 打ち合わせで担当編集者に「推理物を書いてはどうか」と勧められたたがみは、自身の本棚を見て考えた時に、「カッコイイ探偵は嫌い」ということに気づき、逆に「カッコ悪い探偵を描こう」と思い立った。さらに具体的なモデルを想像したところ、「自分がカッコ悪いから自分をモデルにすればいい」と決めたが、アームチェアでは漫画として成立しない、と思い至り、「動ける人間」を登場させることにした。こうして誕生したのが、安堂と三輪である〔コミック4巻巻末漫画より〕。 各エピソードのサブタイトルは国内外の推理物のタイトルをもじったもの。本編とは別に4コマ漫画の「すぺしゃるれぽーと」も連載の合間に掲載された。本作の登場人物の多くは、次回作であり姉妹作ともいえる『NIGHT ADULTCHILDREN』にも登場している。 通常のストーリーと異なり、「番外編」として安堂・三輪がそれぞれ主人公になった2話のみキャラクターを八頭身のみで描ききったエピソードもある。これらのエピソードにもサブタイトルの前に「Report.(通し番号)」がつけられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「NERVOUS BREAKDOWN」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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